考えすぎて動けない・・・『書くことで気持ちを整える』 | Office Aina

「傷つきながら働く人を"0”に!」
厚生労働省人材開発支援事業
「企業内キャリアアップ面談」「人材育成企業内研修」担当

考えすぎて動けない・・・『書くことで気持ちを整える』

―キャリアコンサルタントの私が実践しているセルフマネジメント法―


同じように“動けない自分”に悩んでいる方へ、少しでもヒントになれば嬉しいです。




「やらなきゃ」と思っているのに、どうしても動けない。
頭ではわかっているのに、なぜか腰が重くて身体が追いつかない。
そして「あー、またできなかった。ダメだなぁ、私」と
自分を責めてしまったことはありませんか?


私もよくあります。と言うか、ほぼ毎日「アレもコレもやらなきゃ!」と考えているにも関わらず、
ふたを開けてみると何も手つかず・・・「また今日もできなかった」と毎日反省祭り。

怠けているわけじゃないのに、やりたいこと・やらなきゃいけないことが一つも減っていない。
それはもしかすると「頭の中がフル回転して、動くエネルギーが残っていない」のかもしれません。

実際、キャリアコンサルタントとして多くの方と関わる中で、何をすればよいのかわからない、
と行動がストップしてしまう背景には、「情報や感情の整理が追いついていない」と言ったケースを
よく見かけます。もしかするとあなたも、動けない自分に何だかモヤモヤしていませんか?


【書くことで整える】


ー動けないときは「書いて整理する」―
考えすぎて動けなくなったときに私がしていることはとてもシンプル。

とにかく寝る!後回しにできることは後回し!寝て動くためのエネルギーを蓄える!!
が第一希望なのですが、これだと根本的な問題(やることは減らない)は解決しないのと、
目覚めて青ざめること間違いなし。そしてそんな時間があるなら動け!とヤジが飛んできそう(笑)


だから、「どうしても動けない」そんなときはとにかく「書く」ことを意識しています。
とにかく書いて書いて書きまくる。間違ったってお構いなし、頭の中にあるものを全部出してやる!
くらいの勢いで書きまくります。


ー手帳に書く時間は自分と向き合う時間ー

そして使っているのは特別なノートではなく、スケジュール帳として使っているロルバーンの手帳。

ブルーグリーンの表紙とマンスリーのカレンダー、
そしてたっぷりの方眼のページとお気に入りの絵葉書を栞かわりに。

もともとスケジュール帳にはこだわりがあって、
好きな色味や使いやすく日記を書くスペースがあるかを重視。

手帳のデザインや色にこだわるのは、書くこと、考えることを心地良く続けたいから。
だから手帳を持ち歩くことや開くこと自体がそもそも楽しい。
そして、思いついたこと、そのとき気になること、その日の出来事、打ち合わせのメモ、推し活日記・・・。

日常は青色で、推し活は金色で、印象に残った日は赤色で、
そして打ち合わせの内容はいつでも消せるように擦れば消えるペンで・・・。

全部混ざっていてカオスではあるけれど、「現在の私」が考えていることや気になることが詰まってる。
手帳に書くことで、今私が何を抱えているのか、が少しだけ見えてくるのです。



ー書くことが思考の整理につながるー

脳は時間軸という観念がないらしく、とにかく考え始めると
すべてが同時期・同列になっちゃって何から手を付ければいいのかいつも迷子状態。

私の場合は、ペンを持って手を動かすことで、頭の中に散らばっていた思考や感情が
可視化され少しずつ落ち着きを取り戻しはじめます。

手で書くからこそ「どんな表現にしようか?」と立ち止まることができたり、
本当に考えすぎて頭がパンクしそうなときは、文字も汚かったり走り書きだったり、
と自分の気持ちやそのときの状態が客観的に見えてくる。

そして微妙な感情のニュアンスがいつまでも残っているのも手書きの魅力。
特に推し活日記は金色のペンとピンクのペンを駆使しているので、いつ見返しても楽しい!
そして昔のノートを見返すと、少しだけ自分の成長を感じられたりもします。


キャリアコンサルタントとして感じるのは、「考えすぎて動けない」状態の人ほど、
頭の中が情報でいっぱい、そして「何が正しくて、何が正しくないのか」の判断をしようと
情報を両手いっぱい抱えすぎてしまっているということ。

情報や感情が整理できていない状態・・・それは例えるなら、
お店のトイレでよく見る「掃除チェックリスト」がない状態かもしれません。
お店のトイレの掃除チェックリスト、これはやるべきことを可視化して、
やったかどうかを確認しているものですよね。

頭の中も、実はそれと同じ。
見えないだけでやることリストが乱れているだけなのかもしれません。


ーチェックリストを作ってみるー
「自分が何を大事にしたいのか」
「何に迷っているのか」
「どんな目標をもっているのか」
が見えないままではチェックリストすら作れません。

自分の心の棚卸・気持ちの見える化、をすることで、
自分の価値観の整理や優先順位の明確化、
そして感情の棚卸が自然とできるようになります。

ここで大切なのは、「良い・悪い」の判断を入れないこと。
自分が大切にしたいものを見つけるのに、善悪の判断は不要です。

考えすぎて動けないのは「自分を整える時間」を必要としている状態。
だから「書く」ことで自分の心の棚卸をして、自分の気持ちを知り、
頭の中の掃除チェックリストを作るのです。

そして、これはキャリアデザインの基本であり、セルフマネジメントの第一歩でもあります。







たくさん考えてみても心の中のモヤモヤが晴れないこともあるかもしれません。

そんなときはまず自分を責める前にペンを持ってみてください。
キレイじゃなくてもいいし、少しくらい愚痴が混じっていてもいい。

もしあなたが「どう動けばいのかわからない」と感じているなら、
一度「書いて整理する」時間を取ってみてください。
きっとその中に一歩を踏み出すヒントが隠れていると思います。



ー書いてみたけどスッキリしないー

そして「書いてみたけどスッキリしない」と思われたときは、
誰かに話してみるのもよいかもしれません。
話して「言葉にして耳から取り入れる」これも立派なセルフマネジメント。

私は、仕事も人生も「楽しく、あなたらしく過ごすこと」が大切だと考えています。
そのためにはあなたらしさを取り戻す時間もきっと必要なはず。


もし、いま
「自分のことを整理したいけれど、どう書けばいいかわからない」
「自分のこれからについて客観的に見つめ直したい」と感じていたら・・・
あなたの「動けない」を一緒に整理して、動き出せる自分へのヒントを見つけてみませんか?



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