わたしっておかしい!? | Office Aina

「傷つきながら働く人を"0”に!」
厚生労働省人材開発支援事業
「企業内キャリアアップ面談」「人材育成企業内研修」担当

わたしっておかしい!?

2023年も1ヶ月が過ぎてしまいました(;´・ω・)
いや~時間が過ぎるのが早いのなんの・・・

そんな中、みなさんもお疲れ様です。
途中、超絶寒くなったり、電車止まったりといろいろありました。
よく頑張りましたよね、お互いに。


私は自律神経失調症に罹患したことがあるわけですが
「私は人と違うのか?」「私はおかしいのか?」と
毎日、毎日考えていました。



まあ、その経験からこの仕事に就いて
他人様の支援をさせていただくことができているわけですが
ここにきて「・・・・・・Σ(・□・;)」という出来事がありました。
まだまだ知らんことがたくさんあるなぁ、世の中には・・・。

わたしっておかしい!?



自律神経失調症になったとき
ダメ上司を周囲の人と同じように「いい人だ」と思えない
そんな私はおかしいんだ、
と自分で自分を追い詰めていたように思う。



仕事を丸投げしてきて、部下を置いて帰宅し、
綺麗なお姉さんのいる店に行くために就業時間内に靴下履き替えて
挙句部下である私の文句を他の部署に触れ回るダメ上司・・・
をいい人だと思えない私がおかしいんだ、と。


もちろん私自身の許容範囲が人よりも厳しいこともあったとは思うけど、
やっぱり文字にすると理想的な上司ではないな(笑)



周囲に相談しても「気にしすぎ」と言われ、
「Sさんはいい人だよ」と言われ、
その上の上司に相談しても「お前が成長できるチャンスだ」と言われ・・・


気にしすぎなのか?いい人だと思えない私がおかしいのか!?
成長できるチャンスだと思って我慢するしかないのか!?
と思うしかなかったわけで・・・結果、自律神経失調症。


我慢のしすぎはよくないね、と体感したものの
そんなに自分の性格や考え方をすぐに変えることができるわけでもなく。



そこから何年も経った今、心理学の勉強をして目かウロコ!!!

だってね、

認知が正確なのは抑うつ的な人のほうであり、
抑うつ的でない人のほうが認知がポジティブな方向にゆがんでいるという
「抑うつリアリズム」という説(引用:自分のこころからよむ臨床心理学入門)


を知ったから。


この文章を読んだ瞬間、小躍りしたくなっちゃった。
だって「あれ?私、おかしくなかったのか?正常だったのか?」と
勉強しながら変な感覚に捉われました。

確かにね、あんなに仕事できないのに、「いい人だよ」って・・・(^▽^;)



実際、私の仕事を引き継いだ後輩が
「NANAさんの言っている意味がわかりました」と言ってきたくらいだから、
私の認知はゆがんでなかったんじゃん、ということが証明されました(違)

よかった・・・




周囲の人がね、「Sさんはいい人」と認知がゆがんでいただけだったという・・・
となると、私がおかしいわけではなかったんだ、とひと安心。
それだけでも心理学を大学で勉強した価値はあったと思うのでありました。











バカって言うほうがバカなんだ




なんてセリフを小学生のころ何度か聞いたような気がする。

ということは、「おかしいと言うほうがおかしいんだ」とも言える。



何千人もの相談者の人と出逢ってきて、ひとりとして同じ人間はいなかった。
今は、みんな違ってみんないい、なんていうけれど
人と同じじゃないとダメ、って言う定義がそもそも今の価値観には沿っていないように思う。

みんな違うよ?




もちろん私自身も完璧主義であったり、
自分に厳しいゆえに人にも厳しかったり(今でも言われる・・・)
もしかしたら大きく他の人の基準とズレている部分もあると思う。


ただ、私は今、とても楽しく人生を過ごしているし幸せだと感じる。
人と同じであることが決して100点満点ではない、と。





自律神経失調症になる要因というか性格
(自分のことを必要以上に責める、完璧主義、できないことが嫌い、など)
を私は多く持っているとは思う。


それは生きにくさにつながる部分もあるから、
改善というか緩めることができれば
もう少しラクに生きていけるのかな?とも感じるところではあるけれど。



もし誰かから「あなたはおかしい」と言われたとしても、
直ぐに自分を責めるのではなく、

本当に自分がおかしいのか?
相手がおかしくないのか?


と客観的に考えてみるのもいいのかもしれないと
勉強した結果、思うようになった。


だって「おかしいと言うほうがおかしい」んだから。



とは言え、行き過ぎるとこれまた面倒なことになるから、
何事もええ塩梅っていうのがいいのかもしれませんね。

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