大学生の就活スタート(2022年卒)その② | Office Aina

「傷つきながら働く人を"0”に!」
厚生労働省人材開発支援事業
「企業内キャリアアップ面談」「人材育成企業内研修」担当

大学生の就活スタート(2022年卒)その②

「あたりまえ」を疑うことからはじめよう



 大学生の就活支援に携わるようになって10年近くになります。
スタートの時期が変わったり、昨年から今年にかけてはリモート対応が増えたり、
と大学生の皆さんも変化に対応するのが大変だなぁ・・・と感じながら仕事をしています。



そんな目まぐるしく変化する中でも必ず毎年思うことがあります。

それは学生自身が「自分の良さをわかっていない」と言うこと。

みんなとても素敵な人たちなのに、それに気づいていないんだもの、もったいない!


そのままでいいよ!

 
 特に頭のよい学生(偏差値と言う意味で)は
自分でネットを使って調べることが多いからか情報過多になるようです。


そして完璧に作り込まれたエントリシートの見本を
数多く目の当たりにするようで、

多くの学生が
「ネットで調べて例文を見たら、そんなスゴイこと自分にはありません」
と相談してきます。


大丈夫です、私だってそんなスゴイ経験ありませんから。

そして
「何をしたか」より「どうやってやってきたか」

WhatではなくHowに注目してほしいのです。

一緒にやろうぜ~

 そもそも就職活動は採用側からすれば「一緒に働く仲間を探す」という作業です。
一緒に働く姿をイメージできるかどうか、そのために面接をするわけです。


「何をしたか」を一生懸命説明してもらっても、
私の会社で働く姿をイメージできなければ「で?」となってしまう。


どんな能力を持っていて、
どんな価値観を持っていて、どんな人柄なのか、

そのことを説明するためには、
自分が当たり前だと思っていることを疑うこと
から始めてみる必要があるのかもしれません。



よくある話「短所しか思い浮かびません」

 


 自分に自信のない学生さんからよく聞く言葉は 「短所しか思い浮かびません」 
だけど話を聴いていけば、100%長所が見つかります。


もちろん少し私が誘導して話を引き出している部分もありますが、
たいていは「それが長所だとは思っていませんでした」と言われます。


目標を達成する、
とにかく行動あるのみ、
人の気持ちを察する、
コツコツと物事を継続する・・・

そのあたりまえが「スゴイこと」だったりするのです。

それでいいの?

 そして、その「あたりまえ」を長所や強みとして話せばいいんだよ、
とお伝えすると「そんなことでいいんですか?」と返事があります。


うん、いいんです、それ「が」いいんです


就職活動は一緒に働く仲間を探す作業だと言いました。

あなたが「あたりまえ」だと思っていることを、
しっかりとあたりまえに行ってくれる人と働きたいのです。



とんでもないエピソードなんて不要です、
ただあなたがどんな人なのか?を教えてほしいだけなのです。

 あなたの人柄は日常の生活に溢れていると思います。

友達から「頼りになるね」と言われれば
リーダーとしての気質があるのかもしれないし、

「いつも相談にのってくれてありがとう」と言われれば
人の気持ちに寄り添うことが得意なのかもしれないし、

習いごとを小学生から今まで続けているのであれば
継続することが好きなのかもしれない・・・

どれもあなたにとってはあたりまえのことかもしれませんが、
文字にするとなかなかいい話です。

あなたのこと教えて

 そして何よりも、「就活に正解はありません」。

点数や評価が可視化されないからこそ
なんでもアピールの材料にしてしまえばいいのです。

だって相手(採用側)はあなたのことを知らないのだから。



就職活動は知らない相手にあなたを知ってもらう作業です。
あなたと言う商品の取り扱いはあなたにしかわかりません。

どう扱えばご機嫌に動くのか、どんな機能が付いているのか、
あなたの取扱説明を教えてあげてほしいのです。

 例えば、「吸引力が長く続く掃除機」なんて宣伝文句がありました。
掃除機なんだから吸引力が長い方がいいに決まっています。

それでもあえて「掃除機界の中で一番長い(と思うよ)」と言ったわけです。

至極あたりまえのことですが、改めて言われると
「それ、いいかもしれない」と人は興味を持ってくれたわけです。

だから「あたりまえ」でOK、そこにあなただけの良さをONすることができれば、
あなたの最適な取扱い方法が伝わればいいのです。

 だから「あたりまえを疑うこと」から始めてみてください。

自分ひとりで考えられなければ大学のキャリアセンターを
使ってみることもありかもしれません。

どうしても難しい・・・と言うのであれば、
私の無料体験を使っていただいてもかまいません(勧誘などは一切行いません)。

今では就職活動支援団体というのもあります。


ぜひ、あなたの「あたりまえの良さ」を引き出して、
自信をもって活動を進めて行ってもらいたいと思います。

2021年03月7日 | カテゴリー: 大学生の方へ

こんな記事も読まれています