心が疲れる、こともある | Office Aina

「傷つきながら働く人を"0”に!」
厚生労働省人材開発支援事業
「企業内キャリアアップ面談」「人材育成企業内研修」担当

心が疲れる、こともある


4月も終わりが近づきました

新しい環境で頑張ったあなた、お疲れ様です
不安を抱えながら頑張ったあなた、よく頑張りました



とにかく4月はみんな、よく頑張った!



と言いながら、私は心が「キシキシ、ギシギシ」と音を立てて
壊れていくんじゃないかと思う感覚を味わった。

前回自律神経失調症になったときはその感覚に気づかないうちに
心の疲れのピークを越えてしまったから、人生で初めての感覚だったかも。

本当に胸のあたりがギシギシというか、なんか捻じれていくような感覚。
何とかしたいけど自分でも止める方法がわからなかった・・・



やる気がでない



環境が変わって、新しいこともスタートさせて
身体が2つ欲しい!と本気で願うような時間が過ぎる中
とても心ない言葉を投げつけられた。


傍から見れば「なんでそんなこと気にするの?」
と思うくらい小さい小さい理由かもしれない。


それでも色んな条件が重なってしまったことで、
もう自分ではどうすることもできないくらいに疲れてしまった。


・目の前にしなければいけないことがあるけど身が入らない
・その前に夜眠ると朝が来るから眠りたくない
・朝起きたら仕事に行かないといけないから起きたくない


はい、どう考えても完璧にヤバい状態。

壊れる、かも



過ぎてしまえばなーんてことない事実だったけど、
それでも3日3晩は悩んだし眠れなかったし
挙句、オデコに吹き出物ができてしまった・・・



とこのままいけば、明らかにマズイ・・・と言うことが目に見えているので
何とかせねば!!

そんな明らかにマズイ状態の私は
「そうだ!京都に行こう!!」的なノリで、
「ああ、そうだ、前回心が疲れていたとき聞いていた曲を聞こう」



自律神経失調症中に聞いた曲を聴く、なんて判断は
普通に考えてみると明らかに変な思考回路なんですが
そのおかしさに気づく余裕もない状態



と言うことで、前回の自律神経失調症の時に聞いていた
嵐の「Believe」という曲をヘビロテすることに決定。

心を壊さないことを優先して
嵐からはBelieveとファイトソングを
SnowManからはナミダの海を越えて行けとBe Proud!を選出。


とにかくこの4曲をリピート、リピート、リピート・・・

で、普通の状態を保てているように見えるくらいには
立て直すことができた。

結局、心が疲れてくると身体も動かなくなるし
やる気も出なくなるもんだなぁ、と改めて痛感した出来事でした。






私は私、それでいい
わたしはわたし!


ぐーぐる先生で調べてみると
「私は私を肯定する」
「私は私のままで生きてく」
なんて言葉が変換予測で出てきました。


と私自身も何度か同じようなことは呟いてきたものの
「わかってるけど、そんな簡単なもんじゃあねぇぜ」と
思う気持ちもちょっとはあるわけでして。


とにかく心を壊さないためにも、と
片っ端からアドラーのつぶやきを読みまくり
インナーチャイルドとかアダルトチルドレンとかの文章を読みまくり
自分の癒し方を探しまくり


と、ぐーぐる先生が親切にもいろいろと教えてくれたので
実践すべし!と思い読んでみたところ・・・


自分を否定しない
→それができたら、こんなとこで悩んでないわっ!

とにかく体を動かしてみ
→だからそんな気力も体力もないんだってば

スパやマッサージでリラックス
→うん、今までもやってたよ

ぐっすりと眠る
→いや、だから色々と考えたら眠れないんだってば

音楽を聴く・奏でる
→好きな音楽だけを聴いていますが、何か?

ひとりの時間を大切にする
→お風呂でひとり静かに涙活してみましたが、なにか?

部屋を暗くして過ごす
→まあ、暗くできないことは、ない

親しい友人や恋人と過ごす
→旦那と過ごしてみましたけど、なにか?


と、書いてあることをやってみても全然効果なし(笑)
もちろん、セルフハグとか自分で自分を褒めるとか
他の方法も試してみたけど、続かない
(それはあなたの飽き性が問題では)


で、辿り着いたのが、ぬいぐるみを愛でること
というのも、私は小さいころ、ぬいぐるみを愛でた記憶が薄い。


ラスカルのぬいぐるみを枕にしていた記憶はあるけれど
可愛らしい女の子のお人形さんに自分の名前を付けてみたりして
「〇〇ちゃんカワイイねぇ♡」とか「〇〇ちゃんはイイコだね」
とかをした記憶がない、少なからずあるかもしれないけど思い出せない。




人は考えていることを口から発することで自分の耳に入れる、
という作業をすることで考えの認識が進む、
と最初にコーチングを習ったときに教えてもらった。


小さいころに「カワイイね、イイコだね」と
ぬいぐるみや人形に自分の名前を付けて
話しかけるということは、

自分自身にも声をかけている、に似ているもので
もしかすると、自己肯定感を育てているのかもしれない、と。


そして、その経験が薄い私は自己肯定感が低い
今までにやったことがないことをしてみたら?
という好奇心があったこともあり

お気に入りの歌舞伎ルフィのぬいぐるみをパートナーと決め
毎晩、寝る前に抱きしめて声がけをして、頭をなでるようになった。


それは私が子どもの頃に親にしてほしかったこと。

今日もよく頑張ったね
やればできるね、えらいね
そのままでいいんだよ
だいじょうぶ、だいじょうぶ


と声掛けしながら、ただ抱きしめて、頭を撫でて


私の中にある、大切にされなかった(大切にされていると感じなかった)
冷たく固い子どもの部分が、少しずつ解れていくのが感じられた。


まだ成長途中なのでどのように育つのかはわからないけれど
自分で自分を大切にするうちのひとつなのかもしれない。

自己肯定感の低い人は、もしかしたら自分が一番自分を嫌いなのかも。


私はぬいぐるみを愛でることからスタートしたけど
自分で自分のことを大切な存在だと信じる
自分で自分のことを好きになることへの小さな一歩になればいいな、と思いながら
今日も今日とて、ぬいぐるみに愛を語ろうと思う。

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