聞いたことありますか? | Office Aina

「傷つきながら働く人を"0”に!」
厚生労働省人材開発支援事業
「企業内キャリアアップ面談」「人材育成企業内研修」担当

聞いたことありますか?

みなさんはどこかで、「発達障害」と言う言葉を聞いたことはありますか?

もしくは「アスペルガー症候群」や「自閉症スペクトラム」
「AD/HD」などと言う言葉で聞いたことがあるかもしれません。

近年、芸能人たちが「自分は発達障害だ」
と発表したりするので一度くらいは耳にしているかもしれません。

私はキャリアコンサルタントとして大学生の就職支援をしています。

私がキャリアコンサルタントになった頃と比べると
上記の言葉は現場で当たり前のように聞くようになりました。

だいぶ認知度は上がってきたのかな?とは思いますが、
現場で働く私たちは、日々、支援の方法を考えながら相談者に向き合っています。

そんなに特別なことじゃない

しつけの問題ではありません

私の知人の子どもはアスペルガー症候群でした。

知人は若くして出産したのもあってかなり厳しく、
しかし多くの愛情を注いで一生懸命子育てをしていました。

実際に私もその子どもと遊んだりしていましたが、
人懐っこくて、
自分の好きなことを話出すと大人顔負けの知識を披露し、
周りの雑音に敏感な優しい少年でした。

そんな彼はいじめられることが多くなりました。
酷い時には骨折させられることもあったとか。

学校に呼び出されることも増え、
知人が「なぜ人の気持ちを考えられないのか?」と彼を怒ることも増えました。

繰り返し学校から呼び出され、同じ注意を受ける。

そんなことが繰り返されていく中で友人は、
もしかして・・・? と彼を連れて精神科のある病院を受診しました。

何軒もの医者に診てもらいわかったこと。
彼は「アスペルガー症候群」だということ。

知人は「診断がついて納得&安心した!」と言っていました。

医師から説明されたのは、
しつけの問題ではなく、障害である」ということ。

「対処方法がわかったから彼の得意な分野を伸ばしてあげることができそう」
とそのことを話す知人の声は少し嬉しそうでした。

「アスペルガー症候群」とは、
社会的なコミュニケーションや他の人とのやりとりが上手くできなかったり、
興味や活動が偏ると言った特徴を持っていると言われており、
問診や心理検査などを通して診断されます。

親の育て方が原因ではなく、
感情や認知といった部分に関与する脳の異常だと考えられています。

そりゃ一生懸命厳しくしつけたってできないこともあるよねぇ
と二人で話したのを覚えています。

どうしようもないよねー

どうしようもないよねー

もしかしたら私も!?

ASDと総称される、
自閉症スペクトラム症やアスペルガー症候群の症状は、

・会議などの場所で空気を読まずに発言してしまう
・予想していないことが起きると何も考えられなくなり、パニックを起こす
・自分なりのやり方やルールにこだわる
・感覚の過敏さ、鈍感さがある
(うるさい場所にいるとイライラしやすい、洋服のタグはチクチクするから切ってしまう)
・細部にとらわれてしまい、最後まで物事を遂行することができない
・過去の嫌な場面のことを再体験してイライラしやすい

などと言われています。

私ね、綿密に決めた予定を変更されると嫌ですぐにやる気を無くします。
自分のやり方に拘りがあります。

例えば旦那さんが洗濯をしてくれると助かるけど、
私のやり方と違うとイラっとする(笑)

女性の大きな話声とか本当に苦手。
「うるさいなー」って思うから顔にイライラが出てることもよくある。

首回りがチクチクするのが嫌いなので、
タグを切っちゃうし、首の詰まった服が苦手。


靴下も締め付けられるから苦手だから、
帰宅したら一番に靴下は脱ぎ捨てる。

本を読んでみても文章が頭に残らない(よく今まで生きてこれたものだ)

そして何といっても片付けられない!!

自宅で遭難できるよ・・・

・・・・・・ん?あれ?
私もなんかおかしくない!?(笑)

「発達障害」などと言ってしまうと
何か特別な障害があるように聞こえてしまいますが、
できる・できない、好き・嫌い、気になる・気にならない、
こだわる・こだわらない、など
私は、それらの程度の違いだけのような気がします。

だって皆さんの小学生の頃もいませんでした?
急に叫び出したり、机をたたき出したりするクラスメイト。
たいてい通知簿に「落ち着きがない」とか「集中力がない」とか書かれていた人たち。

もしかしたらASDに当てはまる人も存在したのかもしれませんが、
でもその頃は「アスペルガー症候群」なんて名前も聞いたこともないし、
ただただ「ウルサイな」と思っていただけだったし。

でもそんな子の方が人気者だったり、
意外と細かいこと気にしてなかったと思うのです。

大学生の就職支援をしていると
ASDや発達障害とのボーダーラインにいる人にもたくさん出会います。

私は治療をすることはできません。
でも、「もしかしたら?」と感じることはできます。

そして彼らの得意なことを見つけ、伸ばす。
そんな形で就職支援に携わってきました。

もちろん、うつ病などの心身症を抱えながら
就活する学生の支援も行ってきました。

ちょっと人より繊細だったり、
ちょっと人よりこだわりが強かったり、
他人が興味を持たないものに興味をもったり、
それは、その人の良さであり個性であり
何も特別なことじゃないのです。

「障害」と名前がついてしまっているけれど、
ちょっとした人それぞれの違い。

もしかしたら個性なのかもしれない。

もし人と違うことが不安であるなら、
あなたの素敵な個性を私に教えてください。

もしかしたら、その素敵な個性を生かせる方法をご提案できるかもしれません。

逆にうまく折り合いをつけていく方法をご提案することになるかもしれません。

それでも、一人で抱えきれなくなったときは
どうぞ、その気持ちを私に教えてください。

2020年03月11日 | カテゴリー: ASDかな?