笑顔に隠されたものはなんだ!? | Office Aina

「傷つきながら働く人を"0”に!」
厚生労働省人材開発支援事業
「企業内キャリアアップ面談」「人材育成企業内研修」担当

笑顔に隠されたものはなんだ!?

笑顔だから大丈夫、そんなワケないでしょ



「田上さん、いつも笑顔だね」
サラリーマン時代、よく上司に言われた言葉。

その後に必ず「いつも笑ってられるってスゴイね」とも言われ・・・


なんか笑顔だったら悪いのか?と感じるような言い草
それでもやっぱりヘラヘラ笑いながら
「そうですか~」とか言いながら受け流す私。

愛想笑いだよっ!

その上司の少しバカにしたような言い草に
少なからず傷ついているのに、
怒りの感情の表現の仕方を知らなかったばかりに

傷ついていることも、理由があってそうしていることも含めて
自分の気持ちを伝えることができなかった。

いつも笑顔でいてるから
何をしても、何を言ってもいいわけじゃないんです。

ただ、傷ついたことを伝える方法を知らないだけかもしれないから


笑顔はカワイイと想う


高校時代、初めてお付き合いした彼に別れ際に言われた言葉が
「笑顔はカワイイと思う」でした。


いや、まあ、大人になった今となれば
今から振る相手への最大限の配慮であったんだとわかりますが
こちらも女子高生ですから
残念ながら真に受けてしまった(笑)


フラれて悲しいのに、せめて最後の印象は
「笑顔のカワイイ私を」とか考えて、泣き笑いの顔で
サヨナラするという健気さ


フラれた後は、ご飯は食べられないし、眠れないし
勉強する気にもなれないし(それはいつものことじゃないか)


それくらい悲しいし辛かったのに
泣き叫ぶことも自分の気持ちをぶつけることもなく
「笑顔」で我慢しちゃった

笑顔だけでは乗り切れない・・・かも

もともと自分の気持ち、特にマイナスの感情を
伝えるのが下手くそだったのに

輪をかけて、自分の本当の気持ちを伝えることを
ためらう経験のひとつになってしまった出来事でした。


その健気さも今となってはどこかに置いてきて
しまった感が否めませんが・・・

そして、担任の先生にも言われた言葉も
「笑顔がよかったから合格したのよ」でした。

私は高校受験を、
英語での作文・面接、日本語での作文・面接で
突破しました。


それは英語コースと呼ばれるクラスだったので、
まあ、英語がソコソコできれば良かったのです。


まだ純粋な中学3年生ですから、
英会話が楽しかったことや
いじめっ子だったので環境を変えられるかもしれない、
という期待もあり


何とか受かりたいという気持ちもプラスされ
余計に笑顔に拍車がかかったのかもしれません。



とは言え、本当に成績が悪ければ合格することはないと思いますが、
きっと面接担当の先生の印象に残っていたのでしょう。


「笑顔でいることは悪いことではない」という価値観が
生まれた瞬間だったのかもしれません。



かくして、笑顔でいることを心掛け、
何かあっても笑顔で誤魔化す乗り越える、
そんな私が出来上がりました。


笑顔でいることの弊害



笑顔が素敵な人
というのは、性別、年齢問わず魅力のある人だと
私は思うので、

笑顔で過ごすことは素敵な時間の使い方だと思います。
実際、私もできれば笑って過ごそうと考えているし。

笑顔のほうがいいかもね~

笑顔でいることがプラスと言うか
笑顔でいることはいいことだ、的な意識を強化される経験を重ねてきたため

社会人になってからも笑顔を絶やさないよう心掛けていました。


「笑う門には福きたる」ということわざがあるくらいなので
笑っていればいいことがあるに違いない、そう信じています。



そして社会人になってからの私は、
人事総務の仕事に携わっていたのもあってか
私の勝手な価値観であるけれど、

人事総務の仕事は間接部門と呼ばれ、
直接売り上げに貢献することができないなあ、と感じていたので、

だったらせめて営業や製造の人たちが働きやすい環境と言うか雰囲気を作りたい!
なんて思って、仕事中は笑顔モード全開!!で働いていました。

人間だから、体調の悪い日だってあるし
機嫌の悪い日だってあるし
でも人前ではなるだけ笑顔でいるようにしていて

笑顔でいるとたいてい楽しくなるから
それはそれでOKなことなんだけど

こちらが笑顔だからって
何を言ってもいいとか、してもいいと思っている人も
存在するのも事実なわけで



そして残念ながら傷ついている、ということを
相手に上手に伝える術を持っていなかったり

言ってしまって相手との関係が微妙になるなら
笑顔でやり過ごそうと考えてしまったり


笑顔でいることは楽しいことも多いけど
「ひとりで大丈夫」と思われて
辛さや悲しさなどのマイナスの感情を誰にも言うことができずに
ひとりで全部引き受けることになってしまう


それが限界を越えたときの反動が大きすぎて・・・


笑顔だからって大丈夫なわけじゃないんだよ


大学生の相談にのっていても
笑顔で「大丈夫です」という学生ほど
大丈夫でなかったりすることも多くて


笑顔だけど目が笑っていない学生だったりすると
言いたいことが言えてないのではないか?と
心配になってしまったり

全員とは言わないけれど

やはり7割くらいの人は
泣きたいことを我慢していたり
聴いてほしいことがあったり 

笑顔の裏にあるものを感じることがよくあります。


笑顔で頑張っている人ほど
泣いて、言いたいことを吐き出したあとは
本当にスッキリしました、と
出逢ったときとは違う笑顔で帰っていく

みんな幸せだといいね

素敵な、明るい笑顔でいる人ほど
もしかしたら、何かを抱えているのかもしれないな
と感じる瞬間でもあります。





あなたの素敵な笑顔は周りの人を幸せにするもので

そしてあなた自身も幸せにするものであってほしい



そう願わずにはいられません。

2020年11月1日 | カテゴリー: 日々徒然